まさにラルクの真髄! hyde誕生祭 1日目公演 感想

10 min
hyde誕生祭 東京ドーム

maru

ラルクファン:通称ドエル歴13年。
初めて参加したライブは2015年「L`Arc~en~Ciel LIVE 2015 L`ArCASINO」です。
主にラルク関連の話題を中心とした記事を投稿しています。

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L’Arc~en~Ciel LIVE 2025 hyde BIRTHDAY CELEBRATION -hyde 誕生祭- 1日目公演感想について

これぞまさにラルクの真髄!

hydeがわがままにラルクをプロデュースする東京ドーム2DAYS。

ふたを開けてみると待っていたのは、私たちがよく知るラルク。

それでいてこれまでに見たことのないラルクでした。

ラルクの真骨頂が存分に感じられたhydeのバースデーライブ。

「hyde誕生祭」1/18公演の感想をお伝えします。

L’Arc~en~Ciel LIVE 2025 hyde BIRTHDAY CELEBRATION -hyde 誕生祭- 1日目公演 セットリスト

今回のライブは、hydeがわがままにラルクをプロデュースするというコンセプト。

ラルクの王道ダーク曲を主軸にライブは構成されていました。

「hyde誕生祭」セトリ予想はこちらから。

準定番曲が数多く選曲されていました今回の公演。

ラルクの世界観の核となる楽曲たちなので、これらの楽曲がメインのセトリは非常にうれしかったです。

初日公演のセットリストは以下の通りです。

1/18(土) 東京ドーム公演 セットリスト

1.DRINK IT DOWN

2.XXX

3.CHASE

4.fate

5.花葬

6.浸食 ~ lose control ~

7.EVERLASTING

8.forbidden lover

9.接吻

10.In the Air

11.the Fourth Avenue Cafe

12.metropolis

13.get out from the shell

14.HONEY

15.いばらの涙

16.Shout at the Devil

17.真実と幻想と

18.ALONE EN LA VIDA

19.叙情詩

20.YOU GOTTA RUN

21.Caress of Venus

22.Link

23.あなた

L’Arc~en~Ciel LIVE 2025 hyde BIRTHDAY CELEBRATION -hyde 誕生祭- 1日目公演 感想

会場BGMは、ラルクの楽曲をオーケストラアレンジしたものが流れていました。

場内のアナウンスはラルクのマスコットキャラクター「ルシエルちゃん」が担当。

こうした開演前の演出からhydeのこだわりが感じられます。

スクリーンには、空への階段を上がる天使?のような女性の姿。その女性とともに浮かび上がる霧のなかにメンバーの映像が映ります。

最後にhydeが映し出され、怪物のような咆哮を放ちます。目の前のろうそくを消す映像と共にライブの幕が上がりました。

楽曲の感想

1.DRINK IT DOWN

「hyde誕生祭」1曲目は「DRINK IT DOWN」でした。

完全に予想外の選曲です。まさか1曲目にくるとは。

hydeがわがままにラルクをプロデュースするライブで1曲目が「DRINK IT DOWN」というのがいいなと。

スクリーンに映し出される4人が最高にクールです。

hydeが振り向くとなんと編み上げ紐で背中が見える衣装になっています。

会場からはどよめきも似た歓声が起こります。

hydeの歌声も絶好調。

東京ドームを一瞬で支配する闇の空気感がしびれました。

2.XXX

2曲目に「XXX」。

ラニバツアーで3曲目に演奏された際も驚きましたが、ついに2曲目の位置もつかみ取るとは。

この流れの時点で今回は非常にダークなセトリになるという期待がありましたね。

昨年のツアー「ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND」以外では毎回セトリ入りしていた楽曲。

円熟した大人のラルクにふさわしい曲です。

hydeの衣装も合わさって凄まじい色気を放っていました。

3.CHASE

ここで「CHASE」へと続きます。

「BUTTERFLY」の楽曲が3曲続く構成になるとは意外でした。

hydeが演奏したい曲を好きに選んでいるであろう今回のライブ。

「CHASE」も好きな曲なんだなということが分かり新鮮でした。

1日目にはCメロの歌い出しを間違えるというハプニングが。

こうした出来事もライブならではという感じがします。

4.fate

スクリーンには列車の映像が現れ、車輪を回しています。

何の曲だろうか?と考えていると、聴き覚えのあるイントロが。

この位置で「fate」が演奏されるとは思いませんでしたね。

ダークな世界観でサビでは感情が爆発するようなhydeの歌唱が印象的です。

個人的に毎回セトリ入りしてほしいほど好きな楽曲なので、誕生祭でもセトリ入りしてよかったなと。

5.花葬

非常にダークな流れが続きます。

演奏されている楽曲自体はライブでも数多く披露されています。

ただ、セトリの構成によってこれだけ印象が変わるのはライブの非常に面白いところだなと。

「花葬」もラルクを代表する楽曲の1つ。

ダークな楽曲がメインの「hyde誕生祭」では、この楽曲もひと際存在感を放ちます。

私が現地で聴いたのは30thラニバツアーが初めてですが、その時とも聴こえ方が異なりました。

ドームの音響ゆえでしょうか?

打ち込みのようなうねる低音のサウンドが非常に耳に残りました。

明確に「死」について歌われた楽曲。

ただ、楽曲中では「死」というワードは1度も登場しません。

直接的なワードを一切使っていないのに「死」にまつわる曲であると理解させるhydeの表現力。

hydeの歌詞にぴったりとはまり「死」の空気感を見事にメロディで表現したkenちゃんの作曲力。

改めてラルクを代表する素晴らしい楽曲だなと。

6.浸食 ~ lose control ~

「花葬」といえば、シングル3枚同時リリースの楽曲の1つ。

残り2曲が「HONEY」とこの曲「浸食 ~ lose control ~」です。

緑色のレーザーが会場内を照らし、怪しげなアルペジオの音が響きます。

静かに奏でられるAメロ、Bメロからサビに入ると一気に激しい楽曲へと変貌。

まるでジェットコースターのような緩急のある曲展開が特徴的です。

この楽曲の際には、L’ライト(グッズのサイリウム)の光が消えていました。

ただただ、狂気的な楽曲の世界観に観客はひれ伏すしかない。

そんな貴重な瞬間が体験できてうれしかったですね。

7.EVERLASTING

いつものラルクのライブであれば、闇の中から光が差すようにここで「MY HEART DRAWS A DREAM」が演奏されるでしょう。

スクリーンには降りしきる雨の映像。

雨は止むことを知らず、徐々に勢いを増していきます。

スクリーンを覆うほどの雨粒の映像。この映像からは決して希望の光は見えません。

ついに最後まで雨は止まず、この曲のイントロが流れ始めました。

天を仰ぎ手を広げるhyde。前曲からの流れが感じられます。

30thラニバツアーで大きなインパクトを残した楽曲。

ライブアレンジで軽やかなギターの音色が混じったことでより雨の空気感が感じられるようになりました。

降り続く雨と止まない後悔が重なる楽曲。

胸に秘めた思いを洗い流すように雨は降り続けますが、それでもなお主人公の中に未練は残り続けます。

hydeのラスサビでの歌唱は圧巻でした。

「fate」のときもそうでしたが、この楽曲でも涙を流すhyde。

「forbidden lover」と同じ枠と考え、2日目に日替わりで演奏されると考えていました。

この瞬間までは。

8.forbidden lover

「hyde誕生祭」個人的ハイライトその①

「EVERLASTING」のあとに「forbidden lover」が演奏されると誰が思ったでしょうか!

マーチングバンドのようなあのドラムの音が聴こえてきた瞬間、本当にうれしかったです…。

映画のような壮大な世界観のダークバラード。

ラルクを代表する楽曲の1つです。

恋への未練を感じさせる「EVERLASTING」のあと、戦火に引き裂かれる人々の姿を描く「forbidden lover」がくる流れは一種の物語性を感じさせます。

前半から続いてきたダークな流れがこの「forbidden lover」によって一気に感情を爆発させたように感じられ、本当に素晴らしかったです。

間奏の際にスクリーンに広がる炎の海。

ファンになったばかりの頃、壮大なこの楽曲の虜になり何度も何度も繰り返し聴いた記憶が重なりました。

現地で聴いたのは今回の「hyde誕生祭」が初めて。

待ち望んでいた瞬間です。

本当になんて美しい曲なんだろうと涙があふれました。

kenちゃんの間奏でのギターが本当に素晴らしかったです。

楽曲終わりのベースの音もしびれます。

夢が叶い感無量でした。

9.接吻

「forbidden lover」からの「接吻」の流れもクールでしびれます。

この楽曲を聴くとラルクリのことを思い出します。

聴いた当時、またどこかのタイミングで演奏してほしいと思っていたのでうれしかったです。

「forbidden lover」で人々が争いに翻弄され、この楽曲で世界は溶け合う。

希望が見えるような流れになっているのがよかったです。

kenちゃんがセンターステージへと歩き、ギターソロを披露。

最高にかっこよかったです!

一定のフレーズを繰り返し弾きますがなかなか意味を汲み取れませんでした。

どうやら歌詞を歌ってほしかったということがのちに判明。

その時に応えられなかったのが悔しい!

もし同じような機会があれば次はぜひリベンジしたいですね。

10.In the Air

「hyde誕生祭」個人的ハイライトその②

ベースソロを披露するてっちゃん。

「STAY AWAY」にしてはややキーが低いような気が…?

ライブ恒例のスピーカーに近寄り、音色を変化させる流れが。

その時にベースのキーが高くなりました。

やはり「STAY AWAY」にしてはキーが違う。

この聴き覚えのあるメロディ。もしや…と思っているとイントロが奏でられました。

hydeがソロ活動で行ったバースデーコンサートでもセトリ入りしていた楽曲。

今回のライブは、セトリからhydeの曲への思いが感じられるのがうれしいです。

メンバーセレクションのベストアルバム「QUADRINITY ~MEMBER’S BEST SELECTIONS~」にも収録されていた楽曲。

hydeのなかでも思い入れの強い曲なんだなと感じられてよかったです。

今回、非常にダークな雰囲気のライブのためこの楽曲が持つ「自由」というメッセージ性が強調されるように感じました。

東京ドームの天井には、無数の羽や雲の映像が流れます。

非常に心地よい余韻が残りました。

11.the Fourth Avenue Cafe

少しだけ明るくなるというMCのあとに披露。

この曲が聴きたくてセトリ予想にも入れていたので、演奏されてよかったです。

美しいメロディと切ない歌詞が印象的な楽曲。

今回の「hyde誕生祭」はラルクの歌詞や世界観の美しさがじっくりと味わえるライブ。

楽曲のなかには一部歌詞が表示されていたものがありました。

「EVERLASTING」と「the Fourth Avenue Cafe」です。

ライブの時には「本当に切なくていい歌詞だな~」と純粋に感じていました。

時間が経って考えてみると、今の状況にも重なるなと思います。

ラルクと私たちが一緒にいられる時間はあとどれくらいなんだろうと。

こうして同じ時間を過ごせることに感謝だなと思います。

12.metropolis

これも意外な選曲です。

「metropolis」がセトリ入りするとは思っていなかったですね。

30thラニバツアーではこの曲を惜しくも聴けなかったので思わぬ収穫です。

幻想的で浮遊感のあるメロディが印象的な楽曲。

大人の魅力を持つ今のラルクで演奏されるとやはり映える曲だなと。

13.get out from the shell

スクリーンには頭蓋骨の映像。

徐々に人の姿になっていき、3D映像になったhydeの姿が現れたところでイントロが流れました。

ドームで聴く「get out from the shell」は最高にかっこよかったですね!

HYDEソロでもセトリ入りしていたので、お気に入りなのかな?とは感じていました。

誕生祭で演奏され、確信となりましたね。

14.HONEY

間違いなくセトリに入るだろうとは思っていましたが、いざギターの音が聴こえるとやはりうれしいですね。

帽子を被り、ギターを鳴らすhydeがかっこよかったです。

「get out from the shell」からの流れが非常にロックだなと。

改めてバンドサウンドの魅力が詰まった曲だと思います。

声出し解禁後に演奏されるのは今回が初めて。

ライブ演奏も3年ぶり。年月が経つのは早いなと感じますね。

15.いばらの涙

この楽曲でもhydeはギターを持っていました。

「いばらの涙」がきた時点で「REALIVE」あるいは「30thラニバ」の流れがまた見られるなと感じました!

hydeもこの流れが好きなんだなと分かりうれしかったですね。

30thラニバの時も感じましたが「いばらの涙」は非常にライブ映えする楽曲だなと。

骨太なロックサウンドがかっこいいです。

16.Shout at the Devil

「HONEY」→「いばらの涙」と続けばやはりこの曲。

旗を掲げるhyde。

ラルクを代表するロックナンバーといえば「Shout at the Devil」だなと。

演奏終了後、メンバーがステージを後にするなか1人ステージに残るユッキー。

ゴリゴリのドラムソロを奏でたあとにステージを後にしました。

最高にしびれましたね。

17.真実と幻想と

花道を歩くユッキー。なんとその手には花束が!

センターステージ上にさっと花束を置き、ドラムへと腰掛けます。

最高にクールです。

ドラムソロをユッキーがスタートしました。

続々とメンバーがセンターステージに登場。

置かれた花束を拾い、手に抱くhyde。

演奏されたのは「真実と幻想と」。

まさかの選曲に驚きです…!

異国の空気感漂うダークナンバー。

25thラニバでも演奏された楽曲。

歌詞が今のラルクにおける決意表明のようにも感じられます。

この曲も大人なラルクにぴったりだなと。

18.ALONE EN LA VIDA

「hyde誕生祭」個人的ハイライトその③

終わりがあるから何事も美しいという旨のMCのあとに披露。

天井に移る夕焼け空の映像が美しかったです。

この曲自体、これまで野外曲というイメージを持っていました。

演奏されるシチュエーションも含めて聴く楽曲だと。

今回ドームで演奏され、より深く歌詞を感じられてよかったです。

改めて歌詞に注目するとなんていい曲なんだと…。

歳月を重ねるごとにこの曲のテーマがじんわりと沁み込んでくるのではないかなと。

人生という孤独な旅に寄り添うようなkenちゃんの哀愁あふれるメロディがたまりません。

19.叙情詩

楽曲前にhydeのバースデーソングとともにクラッカーを鳴らし、ハッピーなムードに包まれる会場。

そののち披露されたのは「叙情詩」でした。

「30th L’Anniversary LIVE」「ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND」と2回続けてセトリ入りしていたこの曲。

hydeお気に入りの曲でも今回はさすがに外れるかなと思っているとなんとセトリ入り!

この曲もラルクにしか表現できない楽曲だと思うのでまた聴けてよかったです。

今回もセトリに入ったことでhydeのこの楽曲に対する愛が感じられてうれしいです。

本当に素晴らしい歌唱でした。

20.YOU GOTTA RUN

新曲「YOU GOTTA RUN」はここで披露。

巨大風船が現れ、大盛り上がりです。

音源の時にも感じましたが、ライブ映えする楽曲だなと。

メタルのようなイントロはライブだとより迫力を増し圧巻でしたね。

今後も聴けるのが楽しみです。

21.Caress of Venus

なんとここで「Caress of Venus」。

普段終盤には演奏されないので非常に新鮮です。

アンダーグラウンドでの「Vivid Colors」もそうですが、ラルクの切なくポップなメロディの定番曲は会場の空気感を一気に変えてくれます。

虹のように鮮やかな雰囲気の楽曲もラルクの魅力を形作る重要な要素の1つ。

kenちゃん曲の多いセットリストですが、ここでの「Caress of Venus」は完全に意表を突かれましたね。

22.Link

ラルクのライブ終盤といえばやはりこの曲。

手拍子をしながらのジャンプはやはり楽しいです!

もうすぐライブが終わりだという感覚があって寂しさもありました。

前回のアンダーグラウンドに引き続き、ラストから2曲目での演奏。

ラルクにとってもやはり重要な曲なんだなと再認識しましたね。

23.あなた

「hyde誕生祭」ラストを飾ったのは「あなた」でした。

今回はhydeが全面プロデュースを手掛けたライブ。

非常に大変なことも多かったと思います。

hydeは「fate」の時点から涙を流し、その後も涙を流す曲が多々ありました。

感情がすごく入り込むことができたのでしょうか。

hydeにとっても楽しいライブになっているといいなと。

ライブの選曲に超レア曲がなかったのもよかったですね。

演奏していない年数に関係なく、純粋に歌いたい曲を選んでくれているんだなと。

hydeのバースデーライブなのに逆に私たちのほうがたくさん多くのものをもらった気がします。

私たちがラルクに対して一体どう感謝の気持ちを伝えられるだろうかと。

そんな思いが詰まった「あなた」だったんじゃないかと思います。

「あなた」が「あなたたち」がいるから私たちは前を向いて歩いていける。

来年にはついに35周年を迎えるラルク。

ミライへの約束に想いを馳せて、その時を待ちたいです。

L’Arc~en~Ciel LIVE 2025 hyde BIRTHDAY CELEBRATION -hyde 誕生祭- 1日目公演 感想について まとめ

ラルクの世界観の核となる楽曲たちが主軸となった非常にクールなライブでした。

周年や過去のライブを思わせる選曲も多く、曲を聴くごとに当時の思い出を追体験できるようなライブだったんじゃないかと!

よく知るラルクでありながら今までに見たことのないラルクが体感できました。

ラルクロスを引きずりながら来たる35周年を待ちたいと思います!!

maru

ラルクファン:通称ドエル歴13年。
初めて参加したライブは2015年「L`Arc~en~Ciel LIVE 2015 L`ArCASINO」です。
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