ラルクが魅せる地下の世界!ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND 名古屋公演 感想

8 min
LArc-en-Ciel-ARENA-TOUR-2024-UNDERGROUND-愛知

maru

ラルクファン:通称ドエル歴13年。
初めて参加したライブは2015年「L`Arc~en~Ciel LIVE 2015 L`ArCASINO」です。
主にラルク関連の話題を中心とした記事を投稿しています。

FOLLOW

タイトル

L`Arc~en~Ciel ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND 名古屋公演 感想について

ラルクのレア曲を掘り起こすツアー「ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND」が絶賛開催中です。

2/8の東京・国立代々木競技場第一体育館の3DAYSを皮切りに全国を巡っています。

3/23.24には愛知のポートメッセなごや 第1展示館公演が行われました。

名古屋公演 両日の感想をお伝えします。

L`Arc~en~Ciel ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND 名古屋公演 セットリスト

今回のライブテーマは「アンダーグラウンド」。

ラルクのライブでは普段なかなか演奏されない楽曲にスポットが当てられました。

「ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND」のセトリ予想はこちらから。

斬新なライブ構成に驚かされました…。

セットリストは以下の通りです。

3/23.24 名古屋・ポートメッセなごや 第1展示館公演 セットリスト

1.All Dead / THE BLACK ROSE

2.EXISTENCE

3.THE NEPENTHES

4.砂時計

5.a silent letter

6.Ophelia

7.Taste of love

8.Voice

9.Vivid Colors

10.flower

11.It`s the end

12.shade of season / Cureless

13.Blame

14.叙情詩

15.GOOD LUCK MY WAY

16.Killing Me

17.自由への招待 / NEXUS 4

18.Bye Bye

19.ミライ

20.Link

21.MY HEART DRAWS A DREAM

L`Arc~en~Ciel ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND 名古屋公演 感想

「ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND」への参加は、名古屋公演が初めてでした。

会場内では、雨が降りしきる森の映像がスクリーン上で流れ続けていました。

ライブが始まる前からすでに「アンダーグラウンド」の世界へと引き込まれている印象でしたね。

定刻を少し過ぎたあと、徐々に会場の明かりが暗くなっていきました。

スクリーン上には古城のなかにたたずむ4人の姿。扉を開き光の中へと向かう映像でライブの幕が上がりました。

楽曲の感想

1.All Dead / THE BLACK ROSE

アンダーグラウンドのロゴがスクリーン上に映し出され、静かにピアノの音が奏でられます…。

初日の1曲目を飾ったのは「All Dead」。

ラルクの15周年ライブ以来、実に18年ぶりの披露です。

完全に予想外のスタートに思わず声が出てしまいました。

メンバーの影がスクリーンに浮かび上がる演出が非常に印象的でした。

まさにアンダーグラウンドというタイトルにふさわしい幕開けです。

2日目の1曲目は「THE BLACK ROSE」でした。

こちらも演奏は久しぶりの楽曲です。

ラルクの30周年楽曲投票で初日に投票するほど個人的に好きな曲です。

似通ったイントロの楽曲を1曲目に持ってくる演出がにくいですね!

2.EXISTENCE

そのまま2曲目の「EXISTENCE」へと続きます。

TETSUYAがソロで主催するコピーバンド「Like~an~Angel」でも披露された楽曲。

ライクでも2曲目に演奏されていたため、ソロ活動が還元されているな~と感じましたね。

UNDERGROUNDツアーには今回が初参加の為、サビの部分で歌うということをこの時に知りました。

レア曲が演奏されると、ライブで違った一面が見られるのがいいなと思います。

3.THE NEPENTHES

初日に動揺しすぎて少し反応が遅れるほど衝撃的な選曲でした。

2日目は流れが分かっている分噛みしめて聴けましたね。

セトリ予想にも入れていた楽曲のため、演奏されて本当にうれしかったです。

「TOUR 2008 L`7 ~Trans Asia via PARIS」以来、16年ぶりの披露です。

怪しさを纏いながらサビで叫ぶような高音を披露するhyde。

最高にかっこよかったです。

4.砂時計

ハードロックな流れのあとに、少しの静寂が訪れました。

kenのギターで始まったのは、アルバム「KISS」収録の楽曲「砂時計」。

大切な人を守ることの代償に犠牲を生み出してしまう人の罪深さを歌っています。

儚さと力強さが感じられる表現が素晴らしかったです。

5.a silent letter

「TOUR 2000 REAL」以来、何と24年ぶりの演奏となる楽曲。

2017年に行われたHYDEソロのオーケストラコンサート「黒ミサ TOKYO」で披露されていました。

「黒ミサ TOKYO」での歌唱が非常に印象的であったため、いつかラルクでも聴いてみたいと感じていました。

まさかこのタイミングで演奏されるとは思っていませんでしたね…。

演奏とともにセンターステージも回転。
ゆっくりと回っていきます。

スクリーン上に映される星の映像。

星のなかをゆっくりと漂っているような雰囲気が印象的でした。

6.Ophelia

センターステージの回転も止まり、レーザーがイントロの音ともに赤色に変わっていきます。

この演出はしびれましたね!

間もなくhydeのサックス演奏がスタート。

ラルクのジャズテイストの楽曲は本当に素晴らしいなと思います。

円熟した今のラルクだからこそ感じられる大人の魅力がありますね。

7.Taste of love
「ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND」個人的ハイライトその①

間違いなく今回のハイライトの1つといえる楽曲。

演奏は実に28年ぶり。

ラルクの歴史の長さが感じられます。

hydeの足元にある金網越しに映像を撮るという演出が用いられていました。

観客がhydeを足元から見上げているような視点となっていました。

この演出はあまりにも天才過ぎます…!

ラルクのリハ動画やラウンドワンコラボメニューなどであらかじめ演奏が予想されていた楽曲。

全く情報がない状態での会場のリアクションも気になりますね。

個人的にはこの楽曲にhydeがソロ活動で培ったものが存分に発揮されていたと感じました。

足元の金網を手で掴み、カメラに向けて叫ぶように歌うhyde。

狂気と激しさを非常に感じました。

原曲のイメージとはまた違い、ロックを感じられる空気感が印象的でした。

tetsuyaにスポットライトが一気に集まる場面もあり、非常に盛り上がっていました。

8.Voice

一旦メンバーがステージを後にして映像が流れます。

映し出されたのはレトロなアニメーションムービー。

デジタル風のラルクメンバーがスキャンされる映像が流れていきます。

映像の後に始まったのはラルク初期の名曲「Voice」。

15周年・20周年・25周年と節目のライブで演奏されてきたラルクの原点といえる楽曲です。

収録アルバム「DUNE」のジャケット写真が映像で流れる演出が印象的でした。

非常にぐっときてしまい泣きそうになっていましたね。

9.Vivid Colors

「Vivid Colors」がくるまでシングル曲なしという非常に攻めた構成。

ラルクのライブで前半をほぼアルバム曲が占めるという流れはなかったため新鮮でした。

イントロが流れた瞬間、会場に鮮やかな色が宿るように感じましたね。

「UNDERGROUND」はラルクのレア曲の素晴らしさだけでなく、定番曲の良さも再認識できるライブだと思います。

2番のサビを歌うように促すhyde。

非常に楽しかったですね。

10.flower

みんな大好き「flower」です。

「UNDERGROUND」でもセトリに入ってくれて本当にうれしかったですね。

アルバム曲が前半のほとんどを占めるセトリだと、前曲と同じく非常に印象に残りました。

ラルクの定番曲も最高だな~としみじみと感じていました。

今回の歌唱はCD音源に近いものだったのもうれしかったです。

Cメロはライブだとアレンジしていますが、今回はCDと同じ歌い方でした。

この「flower」で前半戦終了。

後半へと続いていきます。

11.It`s the end

ここでセンターステージが回転。

一番大きい声の場所で止まるとhydeが語り掛けます。

ほどなくステージがストップ。

この場所でしばらく演奏するといって始まったのは「It`s the end」。

最後に演奏されたのは「LIVE 2015 L`ArCASINO」です。

この楽曲がまた披露されるとは思っていなかったため、驚きでした。

タンバリンを揺らしながら歌うhyde。

荒野を思わせる映像と非常にマッチする乾いた空気感のロックです。

ノリノリでL`ライト(グッズのサイリウム)を振っていましたね。

12.shade of season / Cureless

「ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND」個人的ハイライトその②

ノイズのかかった複数のTVが小型モニター上に映し出されます。

初日に演奏されたのは「shade of season」。

今回のライブはアルバム「AWAKE」の楽曲が目立ちますが「BUTTERFLY」もフィーチャーされているなと。

後半の「再生」や「希望」を思わせる流れで採用されたという点が一番大きいと思います。

また「BUTTERFLY」は唯一アルバムツアーを行っていない作品でもあります。

既存曲の多い作品ですがアルバム単位で見ると意外と「アンダーグラウンド」だなと。

「shade of season」もアルバムがリリースされてから数えるほどしか演奏されていません。

まさにライブコンセプトにもピッタリな楽曲です。

印象としては、こんなにもかっこいい楽曲だったんだなと感じましたね…!

怪しげなメロディのなかで淡々と紡がれていく演奏と歌声。

非常にクールだなと。

2日目の楽曲は「Cureless」。

こちらも28年ぶりの披露。

ファン人気が非常に高い曲のため、初披露のどよめきは相当凄まじかったことが想像できます。

世界観に圧倒されました…。

今回の目玉曲のため、会場は大変盛り上がっていましたね。

この時ライトは消えていましたが、サイリウムを全力で振り回していました(笑)

13.Blame

「Like~an~Angel」のライブでも披露されたため、この楽曲は演奏される予感がしていました。

ベースラインがしびれる楽曲ですね。

hydeの伸びやかな歌声や楽器隊の演奏が非常に印象的でした。

曲終わりのベースソロからギターに続く流れがもう最高でしたね。

14.叙情詩

30thラニバで演奏されたため、今回はセトリにないと思っていました。

叙情詩でのhydeの歌声は本当に素晴らしかったです。

実際に体感できて本当にうれしかったですね。

いくら季節が移り変わっても変わらない愛を歌った楽曲。

ラルクの芸術性が感じられる名曲です。

曲の情景がじんわりと流れ込んでくるようなhydeの情感あふれる歌声が最高でした。

15.GOOD LUCK MY WAY

ラルクにまつわる3択問題「L`ArQuiz」のコーナーを挟んだあと、スクリーンに映像が流れ出しました。

オープニング映像で流れていた古城に光が降り注ぎます。

光は草花を育て、古城をどんどん色づけていきます。

晴れ渡る青空のもとに、鳥が舞い降りました。

オープニングでの「地下」や「暗闇」を思わせる演出から一転して、映像には「再生」や「希望」が感じられます。

高らかにイントロが鳴り響いた後に「GOOD LUCK MY WAY」がスタート。

花道にメンバーが現れ、観客から歓声があがります。

メンバーに応えるようにL`ライトを振り回していました。

16.Killing Me

この選曲も予想外でした。
まさかまた「Killing Me」が演奏されるとは。

コロナウイルスの影響で中止となった幻のツアー「ARENA TOUR MMXX」以来の演奏です。

ファンとしては非常にうれしい選曲ですね。

盛り上がる楽曲のため、もっと演奏されて欲しいなと感じます。

2日目にhydeが寝転んで歌唱している際、メンバーが全員映りこみテンションがMAXになりました(笑)

17.自由への招待 / NEXUS 4

ここで来ました「自由への招待」です。

今回はラルクの定番曲をできるだけ外した挑戦的なセットリスト。

ラルクのライブではお馴染みの「HONEY」「XXX」「Driver`s High」「READY STEADY GO」などの楽曲も演奏されていません。

普段は「Driver`s High」に役割を取られて披露されない「自由への招待」。

「アンダーグラウンド」がテーマのライブでついに聴くことができました!

遊び心のある歌詞に疾走感のあるメロディ。

聴いていて心が駆け出すような楽曲です。

Cメロの歌詞が特に印象的で、聴く人の背中を押してくれます。

2日目の「NEXUS 4」もライブで聴くのは初めてだったため、うれしかったですね。

キラキラしたメロディに思わず体も動き出します。

「NEXUS 4」も最近演奏していたイメージでしたが、最後に披露されたのは10年前。

月日が過ぎる早さを感じさせられます。

未来を感じさせる前向きな2曲が日替わりというのがいいなと思いますね。

18.Bye Bye

MCを挟み、まだまだ続くけどという言葉とともに演奏されました。

この言葉から「Bye Bye」に続く流れが何だかかわいらしいなと思いますね(笑)

最後に演奏されたのは、20thラニバのハワイ公演。

メンバーにとっても重要な曲でしばらくは演奏されないものと思っていました。

今回の「地下」から「地上」あるいは「暗闇」から「光」へと向かうテーマにぴったりな選曲だなと感じます。

かわいらしくも切ないメロディで、人との別れを優しく見守る姿が浮かんできます。

温かくて大好きな1曲ですね。

19.ミライ

「Bye Bye」から「ミライ」への繋がりが最高ですね。

声出しが解禁された今回のライブで絶対に聴きたいと思っていた曲です。

ラルクとファンとの絆が歌われた楽曲。

hydeの力強くも優しい歌声に勇気づけられます。

最後のサビで虹色にレーザーが放たれる光景は本当に感動的です。

「ミライ」の最後の歌詞を合唱。

待ち望んでいた光景がやってきて感無量でしたね。

20.Link

ラルクのライブ終盤といえばこの曲。

30thラニバでは「GOOD LUCK MY WAY」が演奏される機会が多かったため、久々に聴いたという方もいるのではないかと。

全力で手拍子とジャンプをして盛り上がっていました。

やっぱり「Link」は良い曲だなと改めて感じさせられましたね。

21.MY HEART DRAWS A DREAM

「ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND」ラストを飾ったのは「MY HEART DRAWS A DREAM」でした。

ラストにこの曲を持ってきてくれたことが個人的に凄くうれしかったですね。

コロナ前は合唱して会場が一体となっていた曲。

コロナ禍で声が出せないときもハミングをして、その音に応えるように力強い歌声と演奏をメンバーは奏でてくれました。

4年越しに声出しが解禁となった今回のライブ。

「アンダーグラウンド」というテーマのため、演奏されない可能性も十分ありました。

そんな中でも最後にこの曲を持ってきたことに大きな意味を感じました。

今回のライブテーマは「アンダーグラウンド」。

「地下」から「地上」へと向かうようにダークな楽曲群から始まり、希望の光が差し込んでくるような構成が印象的でした。

雨は必ず止んでいつか空には虹がかかる。

そんな虹の光の一部になれて本当に幸せだなと思います。

L`Arc~en~Ciel ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND 名古屋公演 感想について

「アンダーグラウンド」というテーマを存分に感じられる斬新で圧倒的なライブでした。

「ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND」も残るは追加公演の4公演のみ。

2月から始まったツアーも終わりが近づいています。

最後にはどんな景色が待っているのか楽しみですね。

maru

ラルクファン:通称ドエル歴13年。
初めて参加したライブは2015年「L`Arc~en~Ciel LIVE 2015 L`ArCASINO」です。
主にラルク関連の話題を中心とした記事を投稿しています。

FOLLOW

カテゴリー:
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA